建設関係書類電子化へ!建設局がペーパーレス工事を実施

ペーパーレス専門会社の株式会社vividです。

 

東京都建設局は「書類削減モデル工事」を試行すると発表。

工事するにあたって、今まで必要としていた書類は全部で45種類

このうち

5種類は削減(以下の通り)

・工事着手届

・下請負届

・主要資材発注予定報告書

・材料搬入予定調書

・工事実績情報システム(コリンズ)登録内容確認書

 

コリンズの登録内容はオンラインで確認できるため削減。

着手届は発注者が指定できる上、コリンズにも着手日の記載欄があることから削減。

 

5種類は簡素化

・現場代理人および主任技術者等通知書

・各種報告書

・建設業退職金共済制度加入確認書

・施工計画書

・使用材料承諾願

 

施工計画書は必須の記載項目を受発注者の協議で絞り込み、書類作成の手間を省く。

各種報告書は店社印の押印を不要とする。

 

合計10種類の対応をすることとなった。

 

建設現場の事務負担軽減を目的に試行。

試行の結果次第で他の発注工事への適用も検討するとのこと。

 

対象工事は9月下旬に入札公告する「隅田川(千住大橋下流)右岸修景工事」

工事場所:荒川区南千住8(施工延長270メートル)

工期:130日間

金額:1億6000万円以上2億5000万円未満

 

対象工事では提出が必要な書類も発注図書に明示する。

都の工事情報共有システムを通じ、電子データで書類提出できる場合は紙の書類提出は求めない。

 

 

不動産のIT重説といい、建築業界にも広まってきましたね。

複数の試行で問題がなければ積極的に紙書類の削減・簡素化の水平展開を目指すようです。

 

国が主導して動くことで、企業も踏み切りますのでこういう試みはどんどん行っていってほしいですね。

大手は今やペーパーレスは当たり前ですし、多くの会社様にペーパーレスのメリットを知ってもらいたいです。

 

社内のペーパーレス実現のためには、社長が言うだけでは実現しません。

従業員一人一人の意識がとても大切です。

そのため、社内全員がそのメリットを感じてもらわないと難しいのです。

一度言うだけではなく、定期的に社内でアナウンスしていくことがとても大切です。